転勤族の夫を持つ妻として仕事に関する悩みはつきものですよね。
私自身、転勤族の夫との結婚を機に仕事を辞めました。
仕事は続けたかったので、どうするか悩みになやみ辿り着いたのが
「フリーランスで在宅ワーク」という働き方でした。
今や、夫の転勤が突然決まっても悩むこともなくなりました!
そこでこの記事では、私の経験も踏まえて「転勤族の妻におすすめの働き方や資格」についてご紹介していきます。
同じ悩みを持つ方にヒントにしてもらいたいです。
転勤族の妻が仕事を続けるのは難しい?
転勤族の妻が仕事を続けることは、一般的には難しいとされています。
その理由として
- 転勤に合わせて仕事をやめなければいけない
- 転妻という理由でなかなか就職できない
- 地方で働ける場所が少ない
- 転勤先での子供の預け先がみつからない
などが挙げられます。
たしかに、転勤族の妻は仕事探しに苦労することも多いです。
しかし、最近はライフワークバランスや働き方を見直す企業・団体が多くあります。
最近では働き方にも多様性が認められるようになったことで、転勤族の妻でも働きやすい環境を提供してくれる企業が増えています。
このような環境を活用し、自分にあった働き方を見つけることで、仕事を続けることは難しくありません!
夫の転勤で退職する前に確認するべきこと
今現在仕事をしている転妻さんはまず、退職する前に下記の3点を確認しておきましょう。
- 夫の転勤について行く必要はある?
- 配偶者同行制度を使えないか?
- 失業手当の受給条件を満たしているか?
夫の転勤について行く必要はある?
夫の転勤に、必ずしも妻がついて行く必要はありません。
ついて行くか悩んだ時は、以下のポイントを考えてみましょう。
- 今の職場を辞めても問題ないか?
- 自分のキャリアプランに大きな支障が出ないか?
- 子供を転園、転校させても問題ないか?
- 子育ての環境には適しているか?
- 実家と離れても問題ないか?
- 新しい土地に馴染めるか?
- 持ち家を買う予定はないか?
私は転妻の友人がたくさんいるのですが、子供のことや自分のキャリアのことを考えて「ついていかない」選択をした人もいます。
大切にしたいことは何か?優先順位をつけていくと答えが見つかりやすいです。
転勤についていくことに不安があれば、単身赴任という選択肢も
配偶者同行制度を使えないか?
配偶者の転勤に対応する制度を導入している企業もあります。
勤務地変更制度
内容:夫の転勤先と同じエリアの支店・支社に異動できる制度
導入例:金融業、保険業など
配偶者同行休業制度(配偶者転勤休業制度)
内容:配偶者の転勤に同行する場合に休業を認める制度
導入例:国家公務員、地方公務員、丸紅、資生堂など
今は多様な働き方のサポートに取り組む企業が多いので、まずは勤め先に相談してみましょう。
失業手当の受給条件を満たしているか?
夫の転勤についていくために退職する場合は、失業手当(失業保険・失業給付金)を積極的に利用しましょう。
失業手当とは、雇用保険に加入していた人が失業時に受給できる手当のことです。
新しい仕事を見つけるまでの経済的な支えにもなります。
ただし、失業手当を受給するには一定の条件を満たす必要があります。
失業手当の受給を希望する場合は、受給条件・必要書類・手続きの流れなどをきちんと確認しておきましょう。
退職理由が「夫の転勤に伴う別居の回避」の場合、「特定理由離職者」として受給することもできますよ。
私も夫の転勤が理由で退職したので、「特定理由離職者」として受給しました!
転勤族の妻におすすめの仕事
転勤族の妻におすすめの仕事は、大きく分けて5つあります。
- 短期契約で働ける仕事
- 資格や専門性を活かす仕事
- 大手チェーンのアルバイト
- 転勤可能な企業の仕事
- 在宅の仕事
短期契約で働ける仕事
転勤族の妻におすすめの仕事は、短期契約で働ける仕事です。
短期契約は、期間が短いため、転勤のタイミングに合わせて働くことができます。
- 転勤に合わせて働ける
- 未経験者OKの募集も多い
- 短日数、短時間など生活スタイルに合わせて働きやすい
数年単位で転勤がある転妻さんにはおすすめの働き方です!
資格や専門性を活かす仕事
資格や専門性を活かせる仕事も、転勤族の妻にはおすすめです。
経理事務や医療事務、介護福祉士、看護師、保育士などですね。
全国各地どこに転勤になっても需要があり、働く場所は変わっても、同じ仕事を続けることができます。
- どこに転勤してもニーズがある
- 培った経験を活かすことができる
- 高待遇なところが多い
大手チェーンのアルバイト
大手チェーンのアルバイトも、転勤族の妻にはおすすめできます。
コンビニやファミレス、スーパー、ドラックストアなどですね。
全国展開されている大手チェーン店だと、共通のマニュアルがあるので、一から仕事を覚える必要がありません。
- 同じ系列店であれば転職活動でも有利
- 共通のマニュアルがあるので、一から仕事を覚える必要がない
チェーン店によっては店舗移動ができることも。可能かどうかは、面接時に確認してみましょう
転勤可能な企業の仕事
転勤可能な企業への就職も、転勤族の妻には非常におすすめできます。
全国に支店や営業所がある企業であれば、夫の転勤先へ移動することもできます。
求人票に配偶者の転勤に同行するための制度を導入している記載があるか、
なければ応募や面接の時に確認してみましょう!
在宅の仕事
自宅でできる在宅の仕事は、転勤族の妻にとって最適な働き方です。
場所を選ばないので、どこに引っ越しても仕事を続けることができます。
働き方は大きく2つの方法があります。
・フルリモートの企業で働く
・フリーランスで在宅の仕事をする
具体的な仕事内容としては、コールセンターやデータ入力、ライティング、イラストレータ、ウェブ関連の仕事などがあります。
- 働く場所を選ばないので、どこに引っ越しても仕事を続けることができる
- 出社しなくていい
- 家のことや子育てがしやすい
在宅のお仕事は、なかなか外出できない子育て中のママにもおすすめです!
転勤族の妻におすすめ!再就職に役立つ資格
ここでは、転勤族の妻が所持しておくと再就職に役立つ資格をいくつかご紹介します。
短期間しか働けないので企業としては引き継ぎのコストがかかるリスクがあります。
事務や簡単な経理などの誰でもできる仕事だと、正社員雇用は難しいですね。
そこで、持っておきたいのが「資格」です!
資格さえあれば就職できるというわけではありませんが、採用の際に資格を持っていることが有利に働くことは間違いありません。
転勤族の妻は、どんな資格を取れば再就職に有利になるのでしょうか?
おすすめの資格は以下の通りです。
- 普通自動車運転免許
- 日商簿記
- 医療事務
- 登録販売者
- ファイナンシャルプランナー
- 宅地建物取引士
- 介護福祉士
- ウェブデザイン技能検定などのWeb系資格
全て、全国各地どこに転勤になっても需要があり、比較的短期間の学習で取得できる資格です。
今は子育てが大変で働けないママさんも、今のうちから隙間時間を使って資格取得に挑戦してみましょう。
どれか一つでも興味・関心のある資格を取得するだけで、再就職の強い武器になります!
転勤族の妻にはWeb系の仕事がおすすめ
転勤族の妻に、とにかくおすすめなのがWeb系の仕事です!
パソコンとインターネットの環境さえあれば、時間にも場所にも縛られずに仕事ができる。
転勤族の妻の仕事として、ライフスタイルにあわせやすいのは大きなメリットですよね。
資格を必要としないので、未経験でもはじめられます。
昔に比べると、Web系スクールもたくさんあるので、その中から自分にあったスクールを選ぶことができます。
Webデザイナーからディレクター、ライターからマーケターなどキャリアアップして仕事の幅を広げることも。
- 場所を選ばない
- 未経験でもはじめることができる
- 学べるスクールが多い
- キャリアアップして仕事の幅を広げることができる
特に下のようなWeb系の仕事は人気です。
- Webデザイナー
- Webライター
- 動画クリエイター
- プログラマー
- Webマーケター
私の場合は、6ヶ月間訓練校でWebデザインを学び、Webコーダーとして就職しました。
その後、別会社へ転職し、Webデザイナーへ。
夫の転勤とともに、フリーランスという働き方を選びました。
経験者として、Web系は転勤族の妻におすすめできる仕事です!
現役転勤妻が実践!生活スタイルにあわせた柔軟な働き方
フリーランスは生活スタイルにあわせた柔軟な働き方が可能です。
会社に所属しないため、働く時間や場所、休日を自分で決めることができます。
スケジュールも自由に組むことができるため、仕事とプライベートのバランスを取りやすいのもフリーランスのメリットです。
具体例があると、自分がフリーランスになったときの想像もつきやすいかと思いますので
フリーランスWebデザイナーである私の1日のスケジュールをご紹介します。
<普通の日のスケジュール>
メールチェック、タスク確認からはじまり、終わらなかったタスクを中心に仕事をしていきます。
<週初めのスケジュール>
週初めは、今週のタスク整理からはじまり、打ち合わせやミーティングも多いですね。
ブログの記事も週初めに作成しています。
<ゆったりした日ののスケジュール>
- 6:00 起床
- 6:00~7:00 朝食・家事
- 7:00~9:00 勉強
- 9:00~9:30 メールチェック、タスク確認
- 9:30~13:30 移動+ヨガ・昼食+移動
- 13:30~18:00 デザインorコーディング
- 19:00~21:00 夕食・家事
- 21:00~24:00 リラックスタイム
- 24:00 就寝
2週間に1回のペースですが、ヨガに通っています。毎日のデスクワークによって凝り固まった体を整えます。
どの日も、仕事をはじめる前に2〜3時間スキルアップのための勉強に充てています。
スキルアップすることで、新しい仕事にもチャレンジしやすくなります。
フリーランスは自由な働き方ができるだけでなく、自分自身の成長にもつながるというメリットも。
デメリットは、一人で仕事するので人との接点が持ちにくいことですね。
そこで、私はコワーキングスペースを利用しています。
周りの人と交流を持つことができますし、行き詰ったら同じような仕事をしている仲間に相談できるので、能率も上がります。
メリット・デメリットはありますが、フリーランスはおすすめの働き方です!
転勤族の妻でも仕事をあきらめないで
今回の記事では、 転勤族の妻が退職する前に確認すること、おすすめの仕事、再就職に役立つ資格を、ご紹介しました。
転勤族の妻は仕事探しに苦労することも多いですが、今は働き方の選択肢が増えています。
転勤をきっかけに、希望する働き方やキャリアを見直すこともできます。
あなたも、転勤族の妻だからと言ってあきらめる必要はありません。
理想の働き方を求めて、新しい一歩を踏み出してみませんか?
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